黒い砂漠の中心で!
「羅針盤はどこかしら?」 太陽は西から登り、冷たい風が南から肌に爪を立てていく。潮風の香りと波の息吹きを肌で感じ取れてはいるが、チャクラの乱れは方位をも狂わせた。 その白い絹のような肌とは対照的な男の声が響く。眼鏡の縁を […] […]